ゴルフを趣味にしている方であれば、「100切り」というのは1つの大きな目標となります。

 

スコアが100を切ると、初心者を卒業してゴルフ中級者といえるでしょう。しかし100切りは口で言うほど簡単ではありません。もう少しで100が切れそうなのになかなか切れないという方も多いはずです。では、100切りを実現するために効果的な練習方法について見ていきましょう。

パット練習

 

パットの技術を上げる

スコアを伸ばすためにどうしても必要なのがパットの技術です。というのも、ゴルフで回る全18コースすべてはパッティングで終わるからです。

 

いかにこのパットの数を減らすかで、100切りが見えてきます。1ホールで1打パットを減らせれば、トータルでスコアは18伸びるということになります。しかもパットは室内でも練習できるので、初心者の方は空き時間などにしっかり練習して技術を向上させていくとよいでしょう。

 

まず、距離感を培うため、目印を置いてパットの練習をします。たとえば1m、3m、6mなどの位置にゴルフクラブを置いておき、そのクラブの手前ギリギリで止める練習を繰り返します。さらにまっすぐパッティングするための練習も必要です。

 

クラブを2本、パターのヘッドよりもやや広めの幅で平行に置きます。このクラブの間からはみ出さないようにストロークできれば、パットの技術は確実に向上していると言えるでしょう。

50ヤード以内のアプローチが重要

パターと共に100切りに欠かせないのがアプローチです。ウェッジは1回のラウンドで30回から40回も使うことがあります。そのためアプローチの技術の向上が、スコアの伸びに直結するのです。

 

アプローチの練習に関しては、基本スイングを徹底的に体に叩き込むことによってスコアアップが期待できます。特に50ヤードという距離は、初心者でも練習すればかなりの確率でグリーンに乗せられるので練習する価値があります。必ずしもピンそばに寄せる必要はなく、グリーンに乗せてからツーパットくらいであがることを目指しましょう。

 

初心者でも簡単に行える練習方法にピッチ&ランというものがあります。前傾姿勢をしっかり保ち、ボールを挟んで左右対称のふり幅になるように意識します。アドレスをしっかりと作り、最後まで手首の角度を保つようにスイングすれば意外なほど上手にアプローチできることに気づくでしょう。

イメージトレーニング・メンタルトレーニングを忘れない

100切りを目指すゴルファーにとって重要な別のポイントは自分のリズムやテンポを崩さないということです。自分のショットが成功したイメージを作ることで成功の可能性は高まっていきます。失敗したらどうしようと考えるのではなく、できるはずと考えてゴルフに臨むようにしましょう。

 

さらに緊張をほぐすためのメンタルトレーニングも必要です。決まった一連の動作を行うことで精神を落ち着かせることができます。特にミスをしてしまったり、トラブルが発生したりしてプレッシャーを感じるときにはそう言えます。

 

特に決まった動作はないので、ゴルファー各自が覚えやすくやりやすい動作を見つけて、それをルーティーンにしていけるでしょう。緊張をしっかりほぐして練習の成果を出せるようにしたいものです。

地道な練習で100切りは可能

100切りは大きな目標ですが、しっかり練習していけば100切りは可能です。初心者の方でも地道に反復練習をすることで、半年から1年ほどで100を切ることができるようになるでしょう。

 

パターなどは自宅でも気軽に練習できるので、できる限り毎日ゴルフクラブを手に取るようにして練習時間を多くするようにしたいものです。確実にステップアップしていくために、ぜひ100切りを目指して頑張りましょう。